出版物

絵本はともだち

保育園では0歳児の部屋にも絵本があります。小さな赤ちゃんも絵本が好き。最初は舐めたりかじったり。そのうちお友だちが読んでもらっていると、そばににじり寄っていきます。大好きな大人に読んでほしくて、お気に入りを持って膝に乗ってきたり。そうして子どもたちは、絵本の世界への入り口を見つけていくのでしょう。たくさんの絵本に出会わせてあげたいですね。
(写真:絵本コーナー・桜田保育園)

絵本の貸出もしています

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各園で絵本の貸し出しもしています。
図書コーナーは子どもたちも大好きな場所です。
大好きな本に囲まれて、幼児の子どもたちはいつでも本を出して開いてみたりして楽しそうです。
(写真:図書コーナー・豊川保育園)

お話から遊びに 友だちと共通のイメージで

「ガタッゴト、ガタッゴト」と誰かがいうと「ダイダー オレノハシヲ ガタゴトサセルノワー」と続けて、2人は顔を見合わせにっこり!『三びきのやぎのがらがらどん』は1、2歳児が大好きな絵本。もう何百回も再販されているロングセラーです。お話で子ども同士がつながって、遊びに発展していますね。この子どもたちの遊びを出版社編集者から聞いた著者のマーシャブラウンさんは、子どもたちにメッセージをくださいました。幼児になると物事の前後や登場人物への理解が深まり、ものがたりや科学絵本も読みたくなってきます。大好きなお話は、お話づくりや劇ごっこ、人形劇作りなどに発展してゆきます。

保育園を舞台につくられた絵本など

いってらっしゃーい、いってきまーす
林明子さんが豊川保育園を取材して出されたのが絵本『いってらっしゃーい いってきまーす』(福音館書店)です。なつかしい旧園舎が舞台です。

ひばり保育園の取材が活かされた、『おしいれのぼうけん』

おしいれのぼうけん
また、『おしいれのぼうけん』(古田足日文 田畑精一絵 童心社 1974)も昨年、出版以来200万冊を超えたそうですが、東久留米市立ひばり保育園での取材が生かされています。ほのぼのと温かいばかりでなく、時にはきびしく自分に迫ってくる出来事など、子どもたちの生活には物語がいっぱい詰まっています。

『絵本はともだち』保育者と子どもの交流から生まれた本。

絵本はともだち
豊川保育園の園長だった絵本研究者の中村柾子(なかむらまさこ)さんが書きました。
中村柾子(なかむらまさこ)
1944年、東京生まれ。青山学院女子短期大学児童教育科卒業。10年間幼稚園に勤務後、保育士として保育園で仕事をする。立教女学院短期大学講師。著書に評論『絵本はともだち』、絵本『えかきうたのほん』(ともに福音館書店)『子どもの成長と絵本』(大和書房)がある。